ステイタスの獲得にも影響あるみたいだし・・・。具体的にFOPについてと計算方法を教えてください。」
こういった疑問に答えます。
この記事の内容
- JAL FOPってとは?細かく説明します。
- FOP計算方法を解説
- FOPにはキャンペーンがある。
- ステイタスを獲得するためには?
この記事を書いている私は、JALダイヤモンド(ワンワールド・エメラルド)のステイタスを保持しており、国内線を中心に年間80回程度飛行機に搭乗します。
これまでFOPキャンペーンなども利用したことがあり、メインのクレジットカードもJALカードというJAL中心の生活を送っています。
飛行機にそこまで乗らない、もしくは乗っているけどこれまでステイタスなどには興味がなかったという方によくある悩みとして、「FOPってマイルと違うんだよね・・・」という程度の“あいまい”な疑問があると思います。
わたしも元々はマイルでステイタスが決まると思っていました。これだけ乗れば○○マイル貯まって・・・みたいな感じで。ただ、実際はFOPという独自の計算式から算出されるポイントによってステイタスは決まるんですよね。そういうことすら知りませんでしたから。
とは言えこれまでJALダイヤモンドを3回、JGCプレミアを4回、クリスタルを1回獲得するなど長年にわたってJALに乗り続けてきたら「FOP」についても当然のように細かく理解しました。
そこで今回は飛行機初心者だけれどもステイタスに興味があってぜひFOPについて知りたいという方むけに解説していこうと思います。
※読み終わるまでに数分しかかかりません。終わった後はあなたもFOPについてガッツリ理解できますし、ステイタスを目指す意欲が湧いてくると思います。
Contents
JAL FOPってとは?細かく説明します。
FOPとは下記のとおりです。
搭乗回数の多い人に向けた上質なプログラムのことでそれを「FLY ON プログラム」と呼びます。
上質プログラムとは書きましたが、要はステイタスのことですね。ステイタスはランクに応じてラウンジが利用できたり、優先搭乗ができたり、手荷物が最初に戻ってきたりします。
年に数回しか乗らないという人より、年に何十回も乗る人を優遇するのは当然のことですよね。
そのステイタスを決めるためにポイントがあるのですが、それを「FLY ON ポイント(フライオンポイント)」と呼びます。
その「FLY ON ポイント」の計算にはフライトマイルだけでなく、「FLY ON ポイント換算率」や「搭乗ボーナス」などが関係してきます。このあたりの関係性がイマイチ「FLY ON ポイント」を分かりにくくしている要因かと思います。
正直「FLY ON プログラム」と「FLY ON ポイント」と似たような“FOP”があるので注意が必要です。
簡単に覚えるとしたら「ステイタスを決めるためのポイントのことがFOP」だと認識していれば良いと思います。
また「FLY ON ポイント」は毎年1~12月の間に貯めることになり、それに対してステイタスが決まってきます。なので「FLY ON ポイント」は毎年元日にリセットされ、1月1日には“0ポイント”になります。
これはどんなステイタスを保持していて同じルールです。つまり一度ステイタスを獲得したからと言って永久的にそのステイタスが保証されるわけではありません。常に乗り続けなくてはステイタス保持は無理ということですね。(一部、グローバル会員になればサファイア以上のステイタス保証はあります。)
FOP計算方法を解説
FOPの計算方法を具体的に解説していきます。
「FLY ON ポイント(FOP)」=「フライトマイル」×「FLY ON ポイント換算率」+「搭乗ボーナスFLY ON ポイント」
FOPの計算にはフライトマイルだけを利用するのではありません。マイルは多くの方に馴染みがあるので、それだけを使ってくれればいいのですが、そうもいきません。
最終的な「FLY ON ポイント」はフライトマイルに対しての換算率やボーナス「FLY ON ポイント」などによって決まってきます。
搭乗距離が必然的に長くなりがちな国際線とそうではない国内線では換算率が異なっています。
具体的に言うと国内線の換算率は2倍で国際線は1倍、アジア・オセアニア、ウラジオストクは1.5倍と設定されています。
また、マイルも単純に搭乗距離に応じて一律に計算されるのではありません。購入した運賃のカテゴリーによってマイルの計算率も100%~50%と変化するんですよね。
なぜか?航空会社(JAL)からしてみれば先得など安い運賃で購入したお客さんと、直前に高い運賃で購入したお客さんでは利益をもたらしてくれる意味合いが変わります。
当然、高い運賃で購入してくれたお客さんの方が、高い利益をもたらしてくれるのは言うまでもありません。飛行機を飛ばす経費は搭乗人数に応じて変化はしますが、大局的にみれば1人だろうが300人だろうがそこまで大きな違いはありません。
そうなったとき、直前に高い運賃で購入してくれたお客さんの「FLY ON ポイント」として優遇したい!と考えるのは自然なことです。
なので、運賃に応じた換算率というものが存在するんですよね。
最後に「搭乗ボーナスFLY ON ポイント」ですが、購入した運賃に応じて最大400ポイントが加算されます。これもマイルと同じように基本的には高い運賃(普通運賃など)で購入した方が高いポイントが付与されます。
って長々と説明してきましたが、実際の「FLY ON ポイント」を計算してみましょう。
例えば羽田空港から沖縄・那覇空港までを普通運賃で購入した場合は、下記のような計算となります。
羽田から那覇までのFOPはいくら?
羽田~那覇:984マイル
【フライトマイル】984マイル×【換算率】2.0+【搭乗ボーナス「FLY ON ポイント」】400ポイント=2,368ポイント
でも毎回計算するのも面倒だと思います。そんなあなたにはJAL(日本航空)ホームページで計算できるページがあるので、そこを利用するのが良いと思います。
FOPにはキャンペーンがある。
ここまで「FLY ON ポイント」について解説してきましたが、通常の搭乗以外にもキャンペーンによって「FLY ON ポイント」をより多く獲得できる方法があります。
毎年変更はあるのですが、次のキャンペーンはここ数年行われているので、参考にしてみてください。
- JALカード限定初回搭乗「FLY ON ポイントボーナス」
- 「FLY ON ポイント」1.5倍キャンペーン
JALカード限定初回搭乗「FLY ON ポイントボーナス」
これはJALカードを持っている人がその年の初回搭乗に対して5,000FOPが付与されるキャンペーンです。
JALカードの種類に制限はなく、どんなカードでも自分のJMBと紐づけていればOKですよ。
JALカードを持っている人なら年に1回以上はJALに搭乗するはず!?なにも考えずに恩恵をもらえるキャンペーンですよ。
「FLY ON ポイント」1.5倍キャンペーン
こちらは「FLY ON ポイント」が1.5倍になるという神キャンペーンです。ただ、こちらはJALステイタス保持者限定(クリスタル以上)のキャンペーンになっています。
内容としては自分が指定した1か月の搭乗「FLY ON ポイント」が1.5倍になるというもの。2019年までは2.0倍だったので、ちょっと改悪された感じになっていますがそれでも1.5倍はすばらしい破壊力です。
そのほかにもちょこちょこキャンペーンが実施されていますので、小まめにJALホームページを確認することをおすすめしますよ。
ということで今回はFOPとはなにか?ということと、FOPの計算方法について解説してきました。
計算方法を正しく理解し、キャンペーンなども活用しながらぜひ最短ルートでステイタスが達成できるよう、本記事が役に立てばうれしいです。
[…] JAL FOP(フライオンポイント)とは?【計算方法など解説】 […]